千代田区 九段ハウス 
2022年4月27日


40年くらい前からずっと気になっていたこの建物。近くに住んでいた時に発見し、その時はまだどなたかが住んでいらっしゃったようだった。ほぼ毎日の散歩の途中、この建物を見るたびに、中はどうなっているんだろう、どんな方がお住まいなのかなと思っていた。引っ越した後は、なかなか見る機会が無かったが、近くに用事があって通るたびに、気にしていた。ある時、空き家になっているような気がして、もしや無くなってしまうのではと心配したことがあった。その後、ここがある企業の持ち物になったらしいと聞き、何とか中を見たいものだと思っていた。その機会がやっと来た!

エントランスから2階へ

この立派な門に迎えられ、いよいよ入場です!

玄関を入ってすぐ、この空間が目の前に!
洋館につきものの優雅な階段!期待が高まる!!


階段を上がった先には、!!
なんと和室が!想像していなかったので、びっくりしました。

意表を突く、展開に少々戸惑いつつ、先に進むと・・





門をくぐると、白い洋館が!


階段を上り始めると、何やら下の階とは違った雰囲気になっていく・・・
洋館の窓にしては、ちょっと変?


今回は、フリッツハンセン社の展示会なので、和室にもフリッツハンセンの椅子が置いてある。違和感なく溶け込んでいる!素晴らしい!

2階


階段ホールのドアの向こうには長い廊下。この先に洋間が有ります。洋間の庭側にはベランダがありますが、ベランダというと、外気に解放されたものを想像すると思いますが、ここも朝香宮邸と同じで、屋根と壁があります。ここで日向ぼっこしたら気持ちよさそう!
2階洋間はきれいに改装されていて、今回はフリッツハンセン社の展示会なので、写真を撮ったら、製品の紹介みたいになってしまったので、ここには載せないことにしました。


ベランダから見る室内。

3階


3階も2階と同様の理由で、室内の写真は無しです^^;こちらは、開放的なベランダが魅力的で、屋根の上にいるような気分になります。

1階・地下


ぐるっと回って、再び1階へ。大広間があり、窓から見える庭の緑がきれいです。

地下はちょっと面白い空間になっています。きっと、構造的な理由もあるのでしょう。




1階にも2階のベランダと同じものが有りますが、1階なのでテラスと呼ぶべきか・・・半円の窓下には透かし彫りがありました。


地下のボイラー室。この時代の機械ってかっこいい!

□九段ハウス(旧山口萬吉邸)
1926年(大正15年)1月着工、1927年(昭和2年)10月竣工
RC(壁式)造、地下1階 地上3階
設計:内藤外仲(構造) 木子七郎(意匠) 今井兼次(意匠) 吉田鉄郎(意匠) 梶田 恵(家具、インテリアデザイン)
敷地 約800㎡

外観


スパニッシュというか、植えられている樹木のせいか、なんとなく南国っぽい感じがします。



ヨーロッパの国々が、アフリカやインドなどを植民地にしていたころの、その地に建てたヨーロッパ人の館ってこんな感じ・・・って、映画とかでした見たことないけど^^;

2022年4月に見に行ったのに、UPするのが2023年の夏になってしまった^^;
一年もたつと、気持ちも落ち着いて、写真もかなり厳選してのUPとなった。(2023年7月26日記)
次は… 準備中

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