ロンドン、グラスゴー、フィレンツェの旅 
2019年9月26日~10月7日

グラスゴー観光2日目

10月2日
グラスゴーの観光情報は他都市と比べて非常に少なく、この日も前の晩にチェックしたにも関わらず、大事なところを見落として、予定を変更を余儀なくされた!ハウス・フォー・アートラバーに朝一で行ったのに見学不可!でも!そんなことには挫けず、臨機応変で!

グラスゴー大聖堂

グラスゴー大聖堂は、聖マンゴーが守護聖人のスコットランドでは唯一の中世期の教会だそうだ。6世紀初頭に聖マンゴーが築いた教会はキリスト教巡礼の中心地として栄え、グラスゴーの街が形成されたそうだ。なので、ここはグラスゴー発祥の地とされている。

こちらは、奥の礼拝堂。入口入ってすぐの礼拝堂よりはやわらかな雰囲気。




遠くから見ているときはそれほど大きいとは思わなかった。しかし、中に入って見はじめると、とんでもなく大きいことがわかった。グラスゴー大聖堂の紹介をしているネットなどで、これとは反対側の写真や上部から移した写真を見ると納得する。
写真でわかるだろうか、この大きな空間!思わず「ワッ!」と声が出る。質素な感じだが、立ち並ぶ太い柱と構造がそのまま表しになっている木造の天井!すごい!


この教会のもう一つのすごいところは、このステンドグラス。
大きいし、その緻密さもすごい!そしてきれい!

ステンドグラスは、とても古いものから最近のものまでいろいろな年代のものが有る。それぞれデザインが違うが、どれも細部まで美しい。まだステンドグラスになっていない透明ガラスの窓もあり、おそらく、寄付をした人が自分の好きなデザインでステンドグラスを作って入れるんだろうと思う。いったいいかほどか…なんてことを考えてはいけないよねぇ・・・

2つの礼拝堂の間に、何やら階段がある。降りていくと、全く別の空間が広がる。こじんまりとした柔らかな印象の空間だ。教会にまつわるものが展示されていた。

その黒ずんだ内装のせいなのか、質素に見える内装だが、よく見るとなかなかのものだ。

12世紀に創建されたこの大聖堂は、その後増築を繰り返し、15世紀に今の姿になったそうだ。16世紀の宗教革命の時にスコットランドのほとんどの教会は壊されてしまったそうで、ここはその時に残った数少ない教会だそうだ。

天井の加工もなかなかの迫力!



◎ちょっと愚痴です^^;              ハウス・フォー・アートラバーハウス・フォー・アートラバーは、結婚式やいろいろなパーティ等が行われるため、時々見学ができないときがある。この日も、どうやらそうだったらしい。明日の午前中見学することにした。

ヒルハウス Hill House

グラスゴー大聖堂見学後、すぐそばの○○を見学し、ヒルハウスのあるへレンズバラへ。へレンズバラ行きの列車のホームナンバーの表示が発射15分前まで表示されずドキドキ、でもワクワク^^。○○の家は左の部分にちょっとだけ掲載。

ヒルハウス‼

へレンズバラに到着し、地図を見ながら歩いたけれど、地図が間違っていてたどり着かず駅に引き返し、タクシーでヒルハウスへ。やっとの思いで到着したヒルハウスは、外部の大規模修繕中!上の写真は、金網越しに撮ったもの。
外部も見学ができる。見学用に通路が造られていた。外部に設けられた通路を上がると屋根も見ることができたようだ。乗ってきたタクシーの運転手に迎えを頼んだ関係で、屋根までは見ることができなかった、残念!

この門扉からすでにワクワク!にしても、この形は!ちょっとナメクジみたいな形だと思ってしまった。

玄関ドアはかなり引っ込んだところに有り、意外に小さい。2mくらいは…それ以上引っ込んでいるような感じに思えた。

 

①Library ②Drawing Room ③Dining Room ④Accommodatiom for house servants ⑤Stairs⑥Bedroom ⑦Dressing Room ⑧Children's Bedroom

ヒルハウスのパンフレットより

インテリア

玄関からすぐの部屋は、Library。例によって、ダークブラウンの落ち着いたインテリアだ。しかし、やっぱりここにもよく見ると、「!」となるところが!

Libraryの隣はDrawing Room。
この白い空間、そしてバラの模様。マッキントッシュだ!


これを書きながら、ふと、持っていたマッキントッシュの写真集を見たら、この部屋の家具・装飾部分から上と天井が黒かった!あれ?おかしい!違う!と思い、ネットで調べてみたけれど、わからなかった。本は2002年に発行されたものなので、その間に現在のような白い天井になったのだろうか?どちらがオリジナルなんだろうか・・・因みに、本に載っていた平面図も若干違う。

壁を凹ませた中に組み込まれた暖炉。サイドの棚もきっちりデザインされている。よく見ると、暖炉の装飾、左右対称ではないことがわかる。マッキントッシュはなぜか左右対称に見えるところを必ずちょっと崩している。しかも、よく見ないと気が付かないように。


このピアノのあるコーナー、マッキントッシュの作品集、写真集には大抵載っている。やはり絵になる!

Drawing Roomの窓際

窓際に設置されたソファにもバラ模様。そのサイドの棚と飾り柱(?)がステキ^^!

バスルーム

床のタイルの張り方が面白い。そういえば20代の頃務めていたアトリエ事務所の物件で、ラインの入ったタイルを斜めに張るよう指示したら、張り終わった後職人さんが寝込んじゃったっけ^^;

ダイニングルーム


ダイニングルームのインテリアは、施主が以前から持っていた家具に合わせて設計されていると、パンフレットに書かれていた。なるほど!違和感なく、収められている。

キッチン

窓側に暖炉。きっと、この辺もこの時代にはないことだったのではないだろうか?

西洋では、食器棚はこういうお皿の置き方が普通なんだととあるアンティークショップの社長さんが言っていた。お皿は見せるのね!

◎Bedroom&Dressingroom&Children's Bedroom

パンフレットによれば、Anna Blackieのベッドルーム。1階のDrawing Roomと同じくらいテンションのあがるインテリアだ!左の「一見!」のところに細部の写真を載せたが、このベッドだけで何枚も写真を撮ってしまった!それくらいすごい!

クロゼットもご覧の通り!このためにデザインされたハイバックチェアがちゃんと置かれている!!(当たり前か^^)なんてところにまで感激する。

ベッドルーム隣の部屋。

Dressingroomとパンフの平面図にはあるけれど、ベッドがあったし、出窓のところには化粧台らしきものもある。最初は子供部屋かと思ったが、よくわからない。




ベッドの足元側のスペース。暖炉、化粧台(?)収納が有る。暖炉の横には小さなにっちのソファが有り、ここで暖をとったり、くつろいだりしたのだろうなぁ…



階段ホール


らせん階段横のパンフレットの平面図ではグレーに塗られている部屋だと思う。


窓のつき方からするとNursery and Children's bedroomのようだが・・


1階廊下に設けられた待合のようなスペース

グラスゴー最後の観光は近日UP^^準備中

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■一見!

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柱の足元
床に美しいモザイクタイル
ステンドグラスの一部

こんなかわいらしい天井の装飾も^^
修復の時に取り外された古い装飾部分。かなり風化している。
いわくありげな剣「エクスカリバー!」とかさけびそう^^;

司教の家

キッチン




ダイニングルーム

とても小さな家で、窓が小さく少ないので、まるで洞窟の家の様だった。

一見!!

チャイムも!?
1F平面図の右下の丸いのがこれ。なんだろう?
カメレオンのしっぽみたい!と思うのは私だけ?










ベッドサイドの収納部分
こんなところにもこだわりが!


Bedroomの化粧台(?)
Bedroomの暖炉
暖炉
暖炉
暖炉


現在、ヒルハウスは修復中で、ロンドン在住の建築家二人によって設計された「ヒルハウスボックス」にすっぽりと覆われている。ヒルハウスの外壁は、石を白いセメントの漆喰で覆ったことが原因で、かなりボロボロの状態だという。ここは雨の多い地域で、隙間から入った雨水がセメント漆喰で壁に閉じ込められたためだそうだ。「ヒルハウスボックス」で囲われてからは、少しづつ壁の水分量が減ってきているそうだ。修復は10年くらいかかるかもしれないとか。